FXはスワップポイントでまだまだ稼げる。ドル円ロング継続へ。2024年9月16日、ドル円は140円を割り込んだ。これは、日米の金融政策の方向性の違いによる金利差縮小の思惑から下落したものだ。金利差が縮小すると、FXでのスワップポイントは低くなるが、実際にはどの程度の影響があるのかを表にまとめた。
まず、スワップポイントのおおよその計算方法だが、金利差を1日あたりに換算し、通貨数量とその時のレートを掛け合わせる。
計算式: 金利差(米国の政策金利 – 日本の政策金利)÷ 365(日あたり) × 通貨数量 × レート
1万通貨のドル円ロングをロールオーバーした場合、9月16日の金利差とレートで計算すると次のようになる。
(5.50% – 0.25%) ÷ 365日 × 10,000通貨 × 140円 = 201円
実際には、ブローカーの取り分がオフセットされるので、スワップポイントは200円弱になるだろう。政策金利は、FXブローカーなどで確認することができる。
(参考リンク)
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FOMCのドットチャートによると、2025年の米国金利見通しは4%台、2026年でも3%を維持している。一方で、日本は0.25%からさらなる利上げが可能かが焦点となるだろう。日本の総裁選においても、経済対策が大きな争点となっている。また、11月にはアメリカの大統領選が控えており、新たな大統領の下で景気浮揚策が打ち出されれば、インフレが再燃する可能性もある。このような背景から、ドル円ロングは継続であると考えられる。