為替市場が閉まっている土日はMT4サーバーのメンテナンス日です。逆に平日は安定稼働させる為の設定をしておきます。ここではWindowsServer2019の画面を説明します。
■安定稼働設定
*注、この設定はセキュリティの確保されたLAN上で稼働させているMT4サーバーの設定です。VPSなどクラウド上のサーバーはセキュリティに考慮する必要があり、すべてがおススメの設定ではありません。
1、電源設定
電源設定はMT4サーバーが、最大パフォーマンスで稼働させる為の設定です。勝手にスリープになったり、パフォーマンスが低下する事を防ぎます。
2、自動更新設定
WindowsUpdateを手動で実施させる設定です。またセキュリティ更新のプログラムを約1カ月遅らせています。
3、アカウント設定
WindowsServerの場合、初期設定で「42日」後にアカウントのパスワード変更を促す画面が出てきます。これが面倒なのでアカウントを無期限にします。
・実際の設定
1、電源設定
コントロールパネルを開き「電源オプション」→「高いパフォーマンス」に設定ます。
2、自動更新設定
[Windowsキー]+[Rキー]で、「ファイル名を指定して実行」を開きます。ここで、[gpedit.msc]と入力。
「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「Windows Update」→[自動更新を構成する]を開、[無効]に設定します。
次に、「Windows Update for Bussiness」→[品質更新プログラムをいつ受信するか選択してください]の項目を[有効]として[品質更新プログラムがリリースされた後、受信を延期する日数]を「30」と入力します。
この意味は、仮にWindows Updateで不具合が出たときに、この設定を[無効]に戻し最新の更新品質プログラムをインストールする為です。つまり、OSの更新に致命的な不具合が含まれていたとしても、1ケ月後には直っているだろうという算段です。常に最新をインストールしていると、致命的な不具合の場合ロールバックしか対処方法が無い為の予防的措置としています。最新セキュリティホールの対応からは遅れますが、MT4サーバーでは余計なアプリをインストールしたり、不要なWeb閲覧をさせなければリスクは低と考えているからです。
3、アカウント設定
「管理ツール」→「ローカル セキュリティポリシー」を立ち上げ「アカウント ポリシー」→「パスワードのポリシー」の[パスワードの有効期限]を「42」から「0」(無期限)に変更します。
■MT4サーバーメンテナンス
前提の設定が長くなりましたが、ここから本題の土日の作業です。EA稼働のMT4を終了させた後、設定の「更新とセキュリティ」を開きます。
「更新プログラムのチェック」をクリック
*グループポリシー設定で、[自動更新を構成する]を「無効」とすると、「*一部の設定は組織によって管理されています」と表示されます。
「今すぐ再起動する」をクリック
再起動後、MT4を起動しログインされたことを確認します。