MT4においてバックテストを実施するときは「ヒストリーセンター」で配信データのダウンロードが必要だ。ダウンロードせずにバックテストを実行すると、接続中のブローカーのサーバからの取得となるが過去のデータが揃っていないため、モデリング品質が低い状態での結果となる。トラリピ系EAを使い、2024年4月1日~6月30日の期間で楽天デモ口座のヒストリカルデータとヒストリカルセンターでダウンロードしたデータで比較してみた。
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData02-1024x136.png)
■ダウンロードしてない状態
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData03-1024x203.png)
■ダウンロードした場合
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData04-1024x201.png)
近い結果となったが、楽天デモ口座のデータはモデリング品質が50である。インジケータを使ったEAの場合、結果の違いも大きくなると予想される。
また、ヒストリカルデータの保存先のフォルダも説明する。
〇楽天Demoの場合の保存先
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[インストール時に作られたフォルダ]\history\RakutenSecurities-Demo
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData05-1024x512.png)
〇ヒストリーセンターでダウンロードした場合の保存先
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[インストール時に作られたフォルダ]\history\downloads
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData06-1024x316.png)
そして、バックテストを実行するとテスター用データが下記フォルダに生成されバックテストが実行される。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[インストール時に作られたフォルダ]\tester\history
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData07-1024x326.png)
確実にMetaQuoteのレートでバックテストをする場合、先の「~\tester\history」のデータを削除してからバックテストを実施する。
![](http://bakueki-fx.com/wp-content/uploads/2024/09/historicalData08-741x1024.png)
説明が前後したが、ユーザーの「AppData」が見えない場合は、エクスプローラーのフォルダオプションで「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる必要がある。