MT4においてバックテストを実施するときは「ヒストリーセンター」で配信データのダウンロードが必要だ。ダウンロードせずにバックテストを実行すると、接続中のブローカーのサーバからの取得となるが過去のデータが揃っていないため、モデリング品質が低い状態での結果となる。トラリピ系EAを使い、2024年4月1日~6月30日の期間で楽天デモ口座のヒストリカルデータとヒストリカルセンターでダウンロードしたデータで比較してみた。
■ダウンロードしてない状態
■ダウンロードした場合
近い結果となったが、楽天デモ口座のデータはモデリング品質が50である。インジケータを使ったEAの場合、結果の違いも大きくなると予想される。
また、ヒストリカルデータの保存先のフォルダも説明する。
〇楽天Demoの場合の保存先
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[インストール時に作られたフォルダ]\history\RakutenSecurities-Demo
〇ヒストリーセンターでダウンロードした場合の保存先
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[インストール時に作られたフォルダ]\history\downloads
そして、バックテストを実行するとテスター用データが下記フォルダに生成されバックテストが実行される。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[インストール時に作られたフォルダ]\tester\history
確実にMetaQuoteのレートでバックテストをする場合、先の「~\tester\history」のデータを削除してからバックテストを実施する。
説明が前後したが、ユーザーの「AppData」が見えない場合は、エクスプローラーのフォルダオプションで「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる必要がある。